歯科用CTで撮影した立体画像を見ることで、
的確な診断ができ治療もスムーズに進めることができます。

歯科用CTと医科用CTの違いについてご説明します。

歯科用CTと医科用CTの違いについてご説明します。

撮影方法が医科用CTは横たわるのに対し、歯科用CTでは立ったままで撮影できます。
また、撮影時間がかなり短く約10秒ほどで済みます。被爆線量が医科の1/8~1/50と低水準であるところも大きな違いとなります。

歯科用CTで撮った立体画像を使って歯科治療を考えることができます。

従来のX線写真は二次元的な平面での診断しかできませんでしたが、歯科用CTでは三次元の立体画像に変わるので、より多くの情報が得られます。

<1>見えなかったものが見える
一般のレントゲンで見えなかった部分が容易に確認できるようになりました。あごの内部構造なども、リアルに見ることができます。
<2>わからなかったことがわかる
あごや歯だけでなく、上顎洞(鼻の奥)の形態や粘膜の状態、病巣などを立体画像で確認することができます。
<3>治療の安全性が広がる
インプラントだけでなく、矯正や根管治療、親知らずなど、幅広く歯科治療に応用することができ、正確な審査・診断により、治療の安全性を高めることができます。

歯科用CTは、
以下にあげるような歯科治療においても大きな役割をはたしています。

◎インプラント治療とCT画像について

インプラント治療では、埋入する部位の術前の骨の状態(質や厚み、高さ、形態など)が正確に判断することができるので、切開や剥離をしない手術や増骨術などに対しても判断がすぐできます。
歯科用CTでの撮影画像をもとに、的確な治療計画を立てることができ安心で安全です。

◎歯周病治療とCT画像について

歯周病は、細菌感染により骨に変化が起きる病気であるため、骨の破壊の程度などをよりリアルに見て判断することができ、非常に予知性の高い治療が行えます。
定期検診や歯科人間ドッグなどのオプションとしてCT解析することで、詳しいお口の状態を説明することができメンテナンスもしやすくなります。

◎親知らずとCT画像について

歯科用CTを親知らずの歯を抜くことに利用することで、立体的に歯と骨の状態を把握することができます。
これにより、神経を引っ掛けてしまう可能性や、周囲の炎症の程度、病巣の有無や大きさ、位置なども確認できるので早く安全に治療を行うことができます。
また歯ぐきの下にある親知らずなどの位置もきちんと判断できるので、余分な切開や骨を削り過ぎることなど避けることができます。

◎根管治療とCT画像について

歯の根っこの先端の病巣発見や、治療後の治癒の状態など、かなり正確に把握できます。
歯科用CT画像を使った正確な診断によって、根の病気の完治を目指しやすくなります。

お気軽にご相談ください

より正確な診断に役立つことはもちろん、歯科用CTの立体画像を見るとドクターの説明時にも理解してもらいやすいと思います。もし説明時に何かわからないことがありましたら、気軽に質問してください。

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